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Tnorのよもやま話~“段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!

株式会社Tnor、更新担当です。

 

~“段取り8割”は本当?~

 

製造やメンテナンスの現場では、「段取り8割」という言葉がよく使われます。

半導体関連部品や、溶剤・薬品が付着した部品部材、産業機器の洗浄においても、この考え方はとても重要です。

現場で対象物を受け取ってから、

「これは何の部品だろう」

「どこまで洗浄するのだろう」

「必要な道具が足りない」

という状態では、作業そのものに集中することができません。

反対に、対象物や作業内容、必要な準備が整理されていれば、現場では洗浄状態の確認に集中できます。✅

今回は、この仕事における“段取り8割”について考えてみます。

★ まず依頼内容を整理する

段取りの最初は、何を求められているのかを理解することです。

どの部品や機器を洗浄するのか、どの部分を重点的に見るのか、納期はいつなのかを確認します。✅

最初の認識がずれていると、作業が進んでから修正が必要になる場合があります。

☆ 対象物の数量を確認する

複数の部品を扱う場合には、何点あるのかを事前に確認することが大切です。

予定していた数量と実際の数量が違えば、作業時間や配置方法も変わります。✅

最初に全体量を把握することで、工程を考えやすくなります。

★ 材質や仕様を確認する

洗浄方法を考えるためには、対象物の材質や仕様を理解する必要があります。

見た目だけで判断せず、分かる範囲で必要な情報をそろえることが大切です。✅

不明な点があれば、作業前に確認します。

☆ 付着物の状態を把握する

同じ部品でも、付着物の量や状態が毎回同じとは限りません。

洗浄前に状態を確認することで、どの程度の作業が必要になりそうかを考えやすくなります。✅

★ 納期から逆算する

洗浄後の部品が次の製造工程やメンテナンスに使われる場合には、納期が重要です。

いつまでに引き渡す必要があるのかを確認し、そこから逆算して作業予定を組みます。✅

単に早く終わらせるのではなく、確認時間まで含めた工程を考えることが大切です。

☆ 作業順を決める

届いた順番にすべて作業すれば良いとは限りません。

部品の種類や数量、その後の工程などを見ながら、どの順番で進めると効率的なのかを考えることが大切です。✅

★ 作業エリアを先に整える

洗浄前、作業中、洗浄後の部品が混ざらないように、置き場所を考えておきます。

作業を始めてから場所を決めるのではなく、先にエリアを整理しておくことが大切です。✅

状態ごとの区分が分かりやすい環境をつくります。

☆ 必要な道具を準備する

対象物に合わせて、必要な道具や補助器具を準備します。⚒

作業途中で何度も取りに行くことがないよう、その日の工程を見ながらそろえておくことが大切です。

★ 道具の状態も確認する

必要なものがそろっていても、すぐ使える状態でなければ段取りは十分とは言えません。

作業開始前に状態を確認し、不具合があれば早めに対応します。✅

☆ 記録方法も先に決める

複数の部品を扱う場合には、どのように作業記録を残すのかを事前に決めておくことが大切です。

作業後に思い出しながら書くのではなく、必要なタイミングで情報を残せる状態をつくります。✅

★ 作業前の写真を忘れない

作業前後の比較が必要な場合には、洗浄を始める前の状態を記録しておくことが大切です。

作業を開始してしまえば、元の状態には戻せません。

必要な記録は最初に確保するという段取りが重要です。✅

☆ 複数人の役割を共有する

複数人で作業する場合には、誰がどの工程を担当するのかを共有します。

全員が同じ作業へ集中するのではなく、前後の工程も見ながら役割を分けることで、全体が進みやすくなります。✅

★ 判断に迷う場合の確認先を決めておく

作業中に、

「この状態で次へ進めていいのか」

と判断に迷う場合があります。

そのときに確認する担当者や方法を決めておけば、曖昧なまま作業を進めることを防ぎやすくなります。✅

☆ 予定外が起こることも考える

実際に作業を始めると、想定より付着が強かったり、確認が必要な箇所が見つかったりすることがあります。⚠

予定を限界まで詰め込むのではなく、必要な追加確認ができる余裕を持つことが大切です。

★ 工程ごとの確認時間を確保する

洗浄作業の時間だけを予定に入れるのではなく、途中確認や最終確認の時間も必要です。

確認を後回しにすると、納期直前になって慌てることがあります。✅

最初から確認を一つの工程として考えます。

☆ 洗浄後の保管場所も先に確保する

作業が終わってから、

「置く場所がない」

という状態になると、せっかく整理した工程が崩れてしまいます。

洗浄後の部品をどこで管理するのかも事前に決めておくことが大切です。✅

★ 次工程への引き渡しまで考える

洗浄が終われば、自分たちの作業としては一段落します。

しかし、部品を受け取る側にとってはそこから次の仕事が始まります。

数量や状態を確認し、分かりやすい形で引き渡すところまでを段取りとして考えることが大切です。✅

☆ 一日の終わりに翌日の準備をする

翌日も作業が続く場合には、その日の終了時に次の対象物や工程を確認します。

必要な道具や情報がそろっているかを見ることで、翌朝からスムーズに作業へ入れます。✅

★ 振り返りを次の段取りに生かす

作業が終わると、

「この部品は先に分けておいた方が良かった」

「この位置に置いた方が作業しやすかった」

という気づきが生まれることがあります。

その経験を次回へ生かすことで、より良い段取りにつながります。✅

⭐ “段取り8割”は洗浄作業に集中するための準備

半導体関連部品や産業機器の洗浄における段取りは、単に作業時間を短くするためだけのものではありません。

対象物の材質や付着状態を確認し、必要な道具を準備し、洗浄前後の管理方法を決め、記録や引き渡しまで考えておく。

そうすることで、作業中は目の前の部品や機器の状態に集中できます。✅

準備が整っているからこそ、細かな違いにも気づきやすくなり、確認にも十分な時間を使うことができます。

私たちも、洗浄そのものだけではなく、その前の準備から作業後の管理まで丁寧に行い、安定した品質でお客様のものづくりや設備保全を支えていきます。✨